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フィギュアスケート界の有力国の変遷

 第2次世界大戦前、有力国はほとんどヨーロッパにあって、ノルウェー・ドイツ・スウェーデン・フィンランド・オーストリア選手が特に好成績を挙げていた。 戦後は、従来の強豪に代わってアメリカ・カナダなどの北米勢の活躍がめざましく、男子などではアメリカの強さは一時期圧倒的であった。
 しかし、その後ヨーロッパ勢も徐々に盛り返しを見せて、1990年代後半以降、ロシアとアメリカが特に力を持っているようである。

 一方非欧米人の活躍はまだまだ大きなものではないが、日本と中国がアジアにおける2強国である。アジア人としてはじめて世界選手権の金メダリストとなったのは日本女子シングルの伊藤みどりで、1989年大会での快挙であった。 他、1994年大会には佐藤有香が、最近では2004年大会に荒川静香、2007年大会に安藤美姫がやはり日本女子代表の金メダリストとなっている。 日本男子シングルはまだ金メダリストは誕生していないが、2007年大会に高橋大輔が日本男子史上最高位の銀メダリストとなった。
 現在では、日本代表の男女シングルは共にアジアのみならず、特に日本女子は世界でも最高レベルの選手層の厚さを誇るようになった。

 中国代表の選手では、1995年大会で陳露が女子シングルで優勝しているほか、2002年、2003年、2007年大会においてペアの申雪・趙宏博組が通算3回の優勝を果たした。 さらに2006年大会では龐清/佟健組が優勝している。 またアジア系の選手としては、女子シングルでクリスティ・ヤマグチとミシェル・クワン(共に米国代表)が大きな成功を収めている。

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2007年06月11日 22:32に投稿されたエントリーのページです。

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